努力やがんばりが成果につながる目標設定
夢や目標を実現するためには、まずは「まじめに取り組む」ことがとても大切です。
まじめに、コツコツとやる。
しかし、まじめに、がむしゃらにがんばればなんとかなる、というものでもないのです。
もちろんがんばることは大事なのですが、残念ながらひたすらがんばれば必ず成果が出るとは限りません。
ではどうすればいいのでしょうか。
夢や目標を実現するために大事なことは、その夢や目標が具体的にはどんなものなのかということを文字にして明確にし、その達成のための「作戦」を考えることなのです。
先ほどの例だと、「いつか350点を取る」「とにかく300点以上!」のように期日や具体的な数値があいまいであるとか、「一生やる、がんばる」といった心の持ち方や態度についての目標では、「やるべきこと」がぼんやりしています。
それだとがんばっているわりに成果が出ないということになりかねません。
「いつ」「何を」達成するかが明確なら、「やるべきこと」もはっきりします。
作戦を立てて、あとはそれを実行すればいいだけです。
だから、まじめな努力やがんばりが成果につながりやすいのです。
あなたのまじめさや努力がちゃんと報われるように、明確な目標を決めて、やるべきことを考えていきましょう。
決めた目標は「下げない」!
「とりあえずダメ元で、学年10位以内を目指すことにして、途中で無理そうと思ったら30位くらいに変えればいいや」というふうに目標を下げることを難しい言葉で「下方修正(かほうしゅうせい)」と言います。
目標を達成するためには「取り組みが正しかったのかどうか」をあとから振り返ってみることも大切です。だから難しく感じても、簡単に下方修正はしない。
これが今回の約束です。よく考えて、作戦を立てましょう。
下方修正しないために「適切なレベル」を見極める
だからこそ、目標を設定する時点で、その目標が自分にとってどれくらい難しいものであるかをきちんと理解する必要があるのです。
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