3歳から芸能活動をはじめて、現在高校1年生の寺田心さん。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に田安賢丸役として登場するなど、学校と併行して俳優業も精力的にこなしています。動物が大好きで、バラエティ番組などで「動物の保護施設を作りたい」と話している心さん。その夢に向かって準備していることや、仕事のこと……すっかり大人の表情になった心さんに、今考えていることを聞きました。※前編〈高校生になった寺田心に聞く、いまハマっていることとは「食事は三食作って、友だちにケーキを焼いています」〉から続く

MENU 今から少しずつでも、動物の保護活動に関わっていきたい 自分のことを自分が好きでいること。これがいちばん大切なことだと思います

今から少しずつでも、動物の保護活動に関わっていきたい

――学校の勉強で好きな教科はなんですか?

 僕、小さいころから歴史が大好きなんです。高校に入学して教科書を手にしたとき、歴史の教科書は「とりあえず読んじゃおう」と一気読みしました。

――NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演されていますね。

 はい。僕が演じているのは田安賢丸(のちの松平定信)ですが、日本史の期末テストの試験範囲に、ちょうど寛政の改革が入っているんです。ですから、「松平定信さんは、どういう人だったのかな?」と想像しながら、台本とあわせて勉強しました。

 大河ドラマは8年ぶりで(前回は2017年「おんな城主 直虎」で幼少の虎松役として出演)、それはとても緊張しました。年齢を重ねると大河ドラマに出ることの責任も理解でき、素晴らしい先輩方と芝居をとおして向き合う覚悟が必要でしたから。

――これから、お仕事で挑戦してみたいことはありますか?

 一昨年、アニメ映画「屋根裏のラジャー」で主人公のラジャー役を務めました。そこで、声優のお仕事のすばらしさを実感して……またぜひ、やらせていただきたいと思っています。映画やドラマではシリアスな役にも挑戦してみたいです。そして、筋トレもがんばっているので、筋肉系の番組にもトライしてみたいですね。料理も大好きなので、料理やお菓子作りもぜひ!

――心さんは動物が大好きなことでも知られています。

 小さなころからずっと動物といっしょで、今は保護犬を含めて5匹犬を飼っています。将来の夢は、俳優業を続けながら動物の医療関係のお仕事もすることです。

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三宅智佳
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