日常頻出フレーズで英会話のラリーを続ける
――世界で英語を話す人の9割はなまっているというお話を伺いましたが、多様ななまりのある英語を聞き取れるようになるのは難しいです。相手の英語を聞き取れないと会話を続けることが難しいですが、そこは経験で補うしかないのでしょうか?
ネイティブ同士でも「方言」が違うだけで通じないことがあります。日本語だってそうですよね。 そこで役立つのが「頻出フレーズ」です。ネイティブは、なまりの強い英語を聞いた時に「たぶんこう言っているんじゃないかな」と文脈から推測して話しています。しかし、ノン・ネイティブは英語の文脈が身についてない。それを補うには、「アメリカ英語ならこういう時はこう言うんだな」というフレーズを1パターンでもいいから覚えておいて、パッと言えるように練習しておくのが効果的です。頻出フレーズは多くのコミュニケーションの場面において文脈の一部なので、それをまず身につけておくと英語の文脈が理解しやすくなります。
例えば、あいさつの場面で英語が完璧には聞き取れなくても、文脈から推測して「Pretty good」や「Not bad」などと返せるようになると、会話のキャッチボールがしっかり生まれます。
他にも、会話の中で「I see」と合いの手を打つだけでも、相手の話がそこで一旦止まるので、反射的に出るようにしておくことで次の言葉を考える時間ができて会話に余裕が生まれます。こういった頻出フレーズを20〜30個パッと言えるようにしておくと、海外旅行でも英語のノリがグッと変わると思います。
「頻出フレーズ」は「ルー大柴メソッド」で強化
以下のような短いフレーズをChatGPTに取り込んで練習しておくと、英語でのコミュニケーションが違ってきます。
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