子どもの小学校入学に成長を感じる一方で、気がかりなのが「小1の壁」。『これ一冊でOK! 「小1の壁」完全ガイド』を出版された小学生ワ―ママのうなぎママさんは、インスタグラムを通じて知り合った先輩ママや小学校の先生をしているフォロワーさんからのアドバイス、ご自身の経験から「子どもが自立することでママの負担が減る」という結論にたどり着きました。息子さんのときの経験を踏まえて、この春1年生になる娘さんと取り組む、“6つの自立の練習”についてうかがいます。 ※前編<「小1の壁」ひらがなや計算よりやるべきことがあった… 入学前にやっておけばよかった“4つのこと”を、小学生ワーママに聞く>から続く
【表】学力の高い家庭がやっている生活習慣はこちら一番の近道は「子どもの自立」
――この春、下の娘さんも小学校に入学されますが、準備・対策していることはありますか?
学校の先生をしているフォロワーさんからもコメントをいただくんですが、指の力がなくてきんちゃく袋を開けられなかったり、お子さんが自分の持ち物がどれか把握できていなかったりすることがあるそうです。わが家では息子のときの経験も踏まえて、身の回りのことを自分でできるようになる練習をしています。
できるようになるまで見守るのは大変ですが、子どもに自立してもらうことが実は一番ラクなんですよね。だから、わが家ではちょっとした家の手伝いや、食べたものの片付けなど、小さなことでもいいので少しずつ自分でやる意識を育てて、できることを増やしていくようにしています。ママが一人で全部やろうとすると本当に大変なので。
とはいえ、もうすぐ小4の息子もまだ全然自立できていません。忘れ物もするし、平日の夜に「ノートがもうない」とか言い出すし(笑)。「もっと早く言って!」ということがまだまだ多いです。周りを見ると、できる子は1時間目から6時間目まで教科書とノートを順番にランドセルに入れて、プリントもきれいにファイリングしている。一方うちの子は、グシャグシャになったプリントがランドセルの底に押し込まれているタイプ。でもそこは、もう気にしすぎないようにしています。以前は他の子と比べて「うちの子大丈夫かな、育て方が悪いのかな」と落ち込むこともありましたが、子どもはそれぞれ資質や個性があるもの。「よそはよそ、うちはうち!」と割り切れるようになりました。
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