3兄弟のケンカが絶えずYouTubeもゲームも一切禁止にしてみたら…「デジタル・デトックス」がもたらした思わぬ効果とは？

　また一度火がついたら欲求を止められない次男は、学校から帰るなりゲームをON。マイクラ上で作っている飛行場を一刻も早く完成させたくて、宿題どころか何ならランドセルを背負ったままswitch握りしめているところに遭遇してしまい……。

　さらにはYouTubeのチャンネル争いが3兄弟間で頻繁に起き、デバイスを分けたら分けたでだれかが見ている動画のほうが気になっちゃっていつの間にかテレビ画面でも別の動画を流しっぱなしにしながら小さなiPadを全員で覗き込んでいる、なんてことも。部活に入っていない長男は、帰宅後野球の自主練をするのが日課……のはずなんですが、ふと気づくと弟たちの見ている動画に釘付けで全然練習していない！

　こんなことが何度も続きどうしたものか頭を悩ませていました。親が目を離すときはゲーム機を隠してみたり、リモコンを私が常にポケットに入れて持ち歩いたり（重い……）。そんな時だけ結託して隠し場所を探し抜け道を見つけようとする3兄弟に余計イライラしつつイタチごっこを続けて数週間。

　ある日、私よりもずーっと気の長い夫がキレました。きっかけはゲームを巡って次男が三男をあおり、ケンカの火種を作ったから（しかも宿題やってなかった）。

「もうゲームもYouTubeも年末まで禁止！　禁止期間中にこっそりやったり人をあおったりしたら一発アウトだ、二度とゲームやらせない！」

　というわけで夫にしか届かない場所（私が踏み台乗っても届かない）にゲームやiPadなどのデバイス類をしまわれ、たまたま同時期にテレビが壊れたこともあり、YouTubeをコソ見する手段も完全に断たれた3兄弟。

　長男と三男はこの件に関してはただのとばっちりなんですが、二人も同等にどっぷりだったのでよい機会ということで。

　で、どうなったと思います？

　当初、私の予測は「みんなイライラしてやることないからケンカが余計増える。次男は早々にアウトになるだろう」でした。信用？してません。そりゃ何度も裏切られてますから。

　結果は、真逆でした。