「学校だけで教育は完結するものではありません。子どもが学校へ行く目的は、子どもを伸ばすため、幸せにするためであって、学校は手段です。いま不登校の子どもがとても増えていますが、『どうしても学校へ行かせなくちゃ』という考えは、手段を目的化してしまっていると感じます。
平日に学校を休んで親子でテーマパークや海外旅行を楽しんだとして、それでその子が幸せな気持ちになって、成長していくのだとしたら、学校を何日か休んだっておつりが来るくらい得るものは大きいのではないでしょうか」(親野さん)
(取材・文/大楽眞衣子)
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