
選挙結果は与党の大敗でした。自民党と公明党の当選者数が過半数を18議席も割ってしまいました。代わりに野党の立憲民主党や国民民主党が議席を大きく伸ばしました。
この選挙結果のままでは、少数与党の石破政権は何も決められなくなります。そのため、国民民主党の政策を取り入れることで、予算などの重要法案を成立させようとしています。
それで当面の政権運営はできたとしても、政権が不安定であることに変わりはありません。注目されるのは、来年夏の参議院議員選挙です。そこで再び負けると、石破政権は終わるでしょう。そのあとがどうなるかは、わかりません。日本の政治は新しい安定の前の混沌とした時期を迎えつつあるのかもしれません。

ジュニアエラ 2024年12月号
ジュニアエラ編集部


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