そうしているうちに、2日後には「あれ? もう試験受けられるんじゃないの?」と思えるくらい、頭に入っていました。教材はテキストとDVDがあるのですが、DVDにはQRコードがついていて、スマホで読みとることができます。ですから、移動中はずっと動画を見ていました。
動画の講義で、先生が「ここは試験に出やすいです」と教えてくれます。でも、そのためだけに覚えるのがなんだかイヤで。自分が気になること……たとえば「チック症」に関することなら、運動障害や言語障害など、テキストから離れて関連する項目をネットからも勉強しました。こんなふうに、さらに広く深く学ぶことで、よりしっかりと知識が定着したのだと思います。
同時進行はできない。ギューッと「集中型」です
児童発達支援士の試験は、1月末に教材を受け取り、2月5日にオンラインの試験を受けて合格しました。スピード取得ですか? 私、高校生のころから「一夜漬け」タイプだったんです(笑)。
そもそも私は「同時進行」ができない。でも集中力はあり余るくらいあるので、仕事が一つ終わったら「早く勉強しよう」と没頭したり、ご飯も食べずにテキストを読み込んだり。「食材を煮込んでいる間に、ちょっと勉強」といったことができないのです。
スーパーで買い物をしていても、気になる言葉や項目が頭に浮かんできたら、もう居ても立ってもいられなくなっちゃう。フロアの隅の階段で「あれ、どうだったっけ」とバッグからテキストを取り出してチェックしていました。納得しないと先に進めなくて、ほかのことが手につかなくなってしまうんですね。
発達障害コミュニケーションサポーターの資格は、児童発達支援士の試験に合格してから受験できるので、合格した勢いですぐに勉強を始めました。こちらは、子どもだけでなく、青年期、つまり大人のコミュニケーションまで学ぶので難しかったです。私自身コミュニケーション能力が低いのに……。こちらは2月20日にテストを受けて合格しました。
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