児童発達支援士と発達障害コミュニケーションサポーター、二つの資格を取得したお笑い芸人・俳優の鳥居みゆきさん。この資格を取得したことで感じる自身の変化や、子どもとの関わりから学んでいることを教えてもらいました。※前編<鳥居みゆきに聞く、「発達障害」支援の資格を“スピード取得”した理由 「ご飯も食べずにテキストを読み込んだ」>から続く

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大人より、子どもと一緒にいるほうがラクなんです

 今出演している番組「でこぼこポン!」(NHK Eテレ)がきっかけで、子どもたちと触れ合う機会がめちゃくちゃ増えました。

「でこぼこポン!」は、発達に関して気になる部分があるお子さんのサポートを考える番組。この番組での私は、「でこりん」という発明家です。発達障害やグレーゾーンのお子さんたちが、日常で「苦手」と感じやすい場面で、お役立ちのアイテムを発明します。

 でも、そのアイデアは、みんなで考えるんです。でこりんが一人で考えるのではなく、ああだこうだとみんなで話し合う過程が、とても素敵だなと思っています。

 以前にも、子ども番組に出演したことがありました。でも、そのときは悪役だったので……私が出ると「いじめるなー帰れー!」みたいなヤジが飛んできました(笑)。今は、子どもたちの前に出ると「でこりーん!」と呼ばれます。「わあ、私はでこりんなんだ」とうれしくなります。

 私は、絵本(『やねの上の乳歯ちゃん』/文響社・2017年)を描いた時期から「子どもと仲よくなりたいな」と思っていました。子どもって、「うそ」や「ほんと」、「現実」や「空想」がごっちゃになる時期。本当に「素直だな」と感じるんです。

 大人だと「こういうことを言うのを期待してるな」とか「これを褒めてほしいんだな」なんて、いろいろ察して言葉を選ばなくてはいけませんよね。でも、子どもはそれが一切ありません。同じ目線で話せるし、気をつかわないのでとても楽しいんです。「みゆきちゃんて、子どもと接するのがうまいよね」とよく言われるのですが、うまいのではなく「ラク」なのです。

甥っ子にランドセルをプレゼントしました

 新1年生の甥っ子がいます。彼に対しても「汚い言葉を使うのはやめよう」と気をつけたり、無遠慮(ぶえんりょ)な言葉を控えるようになりました。

 甥っ子には、ランドセルはもちろん、入学に必要なものは全部プレゼントしました。もう、甥っ子のために生きてます(笑)。私のことを、叔母ではなく「友達」と思ってくれているのもうれしいです。

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三宅智佳
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