コツ5:興味がありそうな分野をキャッチ。教材探しは親の一番大事な仕事
「日頃から子どもが好きなテーマや分野をキャッチするのは、はじめに夫と考えた『英語で好きなことを学ぶ』ことにつながるので、興味のある本や動画のチャンネルを探すのは自分の役目だと思っていた」と朋子さん。そこはかなり貪欲に探していたそうです。
特に英検の級が上がると長文の内容も難しくなるので、環境問題や科学を子どもでも関心をもって読めそうな簡単な内容の本を探して与えたり、英語の動画チャンネルを検索したり。「日本に住んでいるので大きくなるにつれて日本語の割合が増えます。家の中で英語に触れる機会はかなり一生懸命やってきた」と朋子さんは話します。
「娘はYouTubeの『BBC Learning English』(※2)や『TED Ed』(※3)がすごく好きで楽しそうに見ているのですが、これも私が検索しておすすめしたプログラムです。英検は環境問題のような社会に関する内容の問題が出てきますが、簡単で楽しそうな英語の環境本を渡すとおもしろそうに見て……教材を探すのは私の仕事です。何がよさそうか、本当によく探します」
そして何より大事にしているのが、「難しそうかな、と思ってもあえて『おもしろそうだね』と声をかけ続けたこと」。
「本人には『難しい』という言葉を使わないようにしていて、必ず『これ、おもしろそうだよ』と伝えています。何に興味があってどんなことを学んでいきたいか、常に興味をもつこと、知ることの楽しさをもてるよう声をかけたいと思っています」(朋子さん)
何でもチャレンジしようという気持ちが育っていてうれしい
おうち英語の5つのコツについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
英検以外にも小学1年生から年に2回はTOEIC L&Rを受けている望結さん。
「TOEIC L&Rについて娘は『リスニングでの日常でもありそうな会話や、リーディングに出てくるいろいろな出来事が楽しくて好き。でも、低学年のときは文法のパートは苦手だった』と言っています」
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