では、親自身の自己肯定感が低いと感じる場合、どうすればいいのでしょうか。

「“セルフ・コンパッション”というスキルが役立つと思います。日本語では”自分への思いやり”と訳されますが、簡単に言えば、『自分の大好きな人に接するように自分にも接すること』です。自己肯定感が低い状態のときは、自分を責めている。家事が思うようにできなかった、子どもにイライラあたってしまったから自分はダメだなどと考えてしまうのです」

「セルフ・コンパッション」には3つの段階があります。

「たとえば、友人が子どもを怒鳴ってしまって落ち込んでいたら『大丈夫! 誰にでもあることだよ。気分転換にお茶でもする?』などと言いますよね。それと同じように、自分にもしてあげましょう。これを繰り返すと自己肯定感が高まっていきます。逆に何かあったときに自分を責めてしまうと、コルチゾールという「ストレスホルモン」が分泌され、さらにストレスを感じるようになります」

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