――学年が上がるにつれて息子さんに変化は出てきましたか?
ずっと変わらなくて、ずっと幼いままでした。この子には何を言っても通用しないんだなと。親は子どもが合格できるように導いてあげるべきだと思っていたのですが、6年生の夏くらいからは「好きなようにやるがいい」と放置していました。試験に落ちたとしても、やらなかった結果だということがわかるだろうと。私がやるべきことは、塾代を稼ぐことだと切り替えたのです。
(聞き手/中寺暁子)
※後編<声優・宮村優子が振り返る長男の中学受験「最後の最後に、息子は成長できたと思う」>へ続く
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