EXILE /三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして、また俳優としても活躍中の岩田剛典さん。小学生時代に猛勉強を経て慶應義塾普通部に合格した経験は、いまにつながる素地になったといいます。好評発売中の子育て情報誌『AERA with Kids 2022夏号』で、中学受験の思い出を聞きました。

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生き物に触れるのが大好きだった少年時代

 小学生時代の思い出は本当に勉強しかないんです。自分でもかわいそうって思うくらい(笑)。

 祖父も父も慶應出身で、小さいころから親に「慶應に入りなさい」と言われ続けて、中学受験まで勉強一筋でした。

 ただ低学年までは自由にさせてもらっていました。生き物に触れるのが好きで、虫捕りに行って昆虫標本を作ったり、川に行って魚やザリガニを持って帰ってきては、うまく育てられなくて死なせてしまってヘコんだり。カメも飼っていました。実家は緑のなかにあって自然に囲まれていて、ヘビもタヌキも出るし、タケノコも生えていました。子どもにはいい環境だったと思います。3歳上の兄はあまり虫が好きじゃなかったけど、僕は木の幹にハチミツを塗って朝方カブトムシを捕りに行くような少年でした。

撮影/張 溢文 ヘアメイク /下川真矢(BERYL) スタイリスト/渡辺康裕(W)
撮影/張 溢文 ヘアメイク /下川真矢(BERYL) スタイリスト/渡辺康裕(W)

 高学年になると、塾が生活の一番のプライオリティーになりました。毎週、毎月のテストの順位がバーッと貼り出されるんです。その順位に一喜一憂し、一緒のクラスだった子がどんどんレベルの高いクラスにあがっていくことに焦ったり、不安にかられたりもしました。「なんでこんなにつらいことをやらなきゃならないのか?」と塾の先生や親に訴えたこともあります。

 それでも挫折せずに勉強したのは「褒めてもらうのがうれしかった」のと「負けず嫌いだった」から。スポーツでもなんでもいいから、与えられたことでがんばり、それで評価され認めてもらうことに喜びを感じていたんだと思います。当時は塾で忙しくてスポーツはあまりやらせてもらえなかったから、そのぶん勉強をしていたんです。

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中村千晶
J.S.A. 認定ワインエキスパート 中村千晶
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