それでもありがたいことに、幅のあるいろんなお仕事をいただけていて、水曜日にはトニセンの長野(博)さんと一緒にお料理をして、木曜日にはニュースを読んで、「家、ついて行ってイイですか?」ではMCをしながら号泣したり……(笑)。限られた時間ではありますが、私としてはいま、すごく充実しているんですよ。

料理をするときは、いつも心折れまくり

――夫婦ではどのように家事や育児を分担されていますか?

 夫は仕事柄、金、土、日でレースに行くとか、出張で1週間いないということはありますが、平日は比較的いることが多いので、家族みんなでご飯を食べることができています。

――お料理が少々ニガテとうわさに聞きましたが……。

 そうなんですよ! 料理は俄然、夫のほうが得意なので、夕食を作るのは夫の役目。私は喜んでお皿を洗っていますね(笑)。子どもたちも「パパはお料理をする人、ママはお皿を洗う人」だと思っているようで、「いつもお仕事お疲れさま。お皿いつもありがとう」なんて書いた手紙をくれるんです。たまに私が作ると「ママ、今日はご飯を一から作ったの、すごいね!」って褒めてくれます。

 この間、頑張ってパスタを作ったんですが、味がなかったなぁ〜。長野さんが作った料理をそのままコピーしたはずなんですが、味もないし、パスタもブヨブヨ。前は、ホワイトシチューをつくったのに、なぜか茶色になった、なんてことも(笑)。料理をするときは、いつも心折れまくりです。

――ほかの家事分担はどのように?

 あとは、洗濯は私が担当、掃除は気づいたほうがやっていますね。お互い無理のない範囲で得意分野を担当し、ストレスがないようにすることが大事だと考えています。

「月水金は私、火木はあなたね」というふうにルールを決めて、うまくいくご家庭もあると思いますが、私たちはそういうタイプじゃない。できる人がやって、違うと思ったことがあったら相手に伝えて、どうすればもっと心地よく過ごせるのか。その都度、会話をしていまの形があります。だからこそ、何かやってくれたことに対してちゃんと気づくこと、そして「ありがとう」と言うことをお互いに意識しています。

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