父母どちらかが信じる役割を担うでもOK

 私の夫は、ピグマリオン効果を応用し自分の子どもが生まれたらこの子は大物になると信じて育てたいと言っていました。そして、実際に息子と娘に対して「とことん信じる」ということを実践して育ててきました。

 息子はゲームが好きで、中学生の頃はテストの前日でもずっとゲーム。

 私は「それは本当に今やっていてもいいの?」などと声をかけていましたけれど、夫は「僕は君を信じているよ」「君がいいと思っているんだから、僕もいいと思う」と言い続けたんです。

 高校生になったとき、息子は「ゲームばかりしている僕のことをお父さんは『信じる』と言ってくれた。そんなふうに信じてくれるお父さんの期待に応えられる人になりたい」と言っていました。それから「何を選んでもOKと言われちゃうから、自分でちゃんとしたものを選ぼうと思うようになった」とも言っており、はからずも「彼の自主性を育てたんだな」と気づきました。

<ポイント>
両親ともに「信じる」を実行しなくてもOK。我が家のようにお父さんだけが信じる役割を担うほうが、偏りすぎなくてよいのかもしれません。

最新の「幸せの研究」でわかった しなやかで強い子になる 4つの心の育て方

前野マドカ

最新の「幸せの研究」でわかった しなやかで強い子になる 4つの心の育て方
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前野マドカ
前野マドカ

EVOL株式会社代表取締役CEO。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所研究員。著書に『なんでもない毎日がちょっと好きになる そのままの私で幸せになれる習慣』共著(WAVE出版)、『ニコイチ幸福学 研究者夫妻がきわめた最善のパートナーシップ学』共著(CCCメディアハウス)、『月曜日が楽しくなる幸せスイッチ』(ヴォイス)など。幸せを広めるワークショップなどを行っている。

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