「通常は〇年度分などのように、年度ごとに消化していると思いますが、たとえば算数なら大問6だけを数年分まとめて解いてみるなど、横串でやってみるとその問題の傾向がつかめてきます。
山を掛けることを推奨しているわけではないのですが、『大問6ではここ数年の傾向から、割合の問題が出そうだ』、というふうにあらかじめ心構えができていれば、落ちついて問題に臨めるのではないでしょうか」
受験生自身が勉強に手いっぱいで、大問を数年分確認する余裕がなければ、保護者の出番だ。過去問5~6年分を見ていけば、24年度入試はどんなテーマ、形式で出題されるか、ある程度検討がつくという。
(取材・文/柿崎明子)
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