今や何でも電子マネーでピッと手軽に買えてしまう時代。子どもに、お金の大切さや使い方、貯め方、増やし方はどう伝えればいいの? 投資歴25年を超えて、自身のマネー習慣を公開した著書を出版、2人の子どものパパでもあるパックンさんに教えてもらいました。発売中の「AERA with Kids 2023年春号」(朝日新聞出版)からお届けします。

MENU ■お金はずっと付き合う大切なもの 日常の中で子どもにさりげなく伝えよう ■母は、家計の現状を普通に話してくれました ■わが家は、お小遣い制ではなく都度制を採用

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■お金はずっと付き合う大切なもの 日常の中で子どもにさりげなく伝えよう

 少年時代は、経済的に厳しい環境に育ったパックンさん。ハーバード大学卒業後、来日した当時は英語講師として働きながら、奨学金を返済し、投資をスタート。経済的な自立を手にした現在は、芸能活動や大学の非常勤講師の仕事と並行して、金融教育の講師として講演会も行っています。

「子ども時代は苦労していたし、つねにお金のことを考えていました。お金は、これからずっと付き合っていく大切なもの。だから、僕は子どもたちが小さいころからお金の話をごく普通にしています。夕べも、高校生の息子と『東京で、平均年収でひとり暮らしをする場合、家賃や光熱費、税金はいくらかかるか』と家計のシミュレーションをしました。盛り上がりましたよ!」(パックンさん)

 買い物に出かけたとき、子どもにほしいものができたとき……。「コスパよく買う方法や買うためのお金を稼ぐ方法などお金を使う場面で“考える”習慣をつけるようにしました。もちろん節約もね」

 お金は、無限に出てくるものではありません。

「子どものうちは、大人がお金を出しますよね。でも、それを当たり前と思ってほしくないのです。お金には、努力や我慢、計画も大切。それを理解するために、日ごろからさりげなく話題にすることは、とても有効ですよ!」

■母は、家計の現状を普通に話してくれました

 学生時代、新聞配達やいくつものアルバイトをして家計を助けたパックンさん。お金の知識はどうやって学んだのでしょう?

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AERA with Kids編集部
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