事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン「ジュニアエラ」で、夕日新聞社としてピックアップ! 3月号から紹介する。

■深海魚は大地震の前兆?  8万超の「いいね!」で騒動に(2019年12月10日 インドネシア)

 2019年12月10日、インドネシアの南スラウェシ州の海で、漁師たちが全長約3mの深海魚「リュウグウノツカイ」を捕獲。「この魚は大地震と津波が来るサインだ」などと記して、写真や動画を「インスタグラム」に投稿したところ、翌日までに8万件を超える「いいね!」がついた。その一方で「注意しろ」「神様にもっとお祈りしないと」などと怖がる声もSNS上で相次いだ。

 なかには、「海の乱れを感じて深海から姿を見せるので、日本人はよく『地震・津波の使者』と捉える」との投稿もあり、地元メディアが取り上げ、不安が広がった。

 インドネシアの気象庁には取材が殺到。「日本の伝承に明確な根拠はない」と火消しに追われた。

 深海魚と地震の関係は、日本の研究者も否定している。

■警視が万引きで逮捕(2019年12月9日 山形県)

 山形市内の百貨店からカニの缶詰やナチュラルチーズなど計5点(計1万3千円相当)を盗んだとして、2019年12月9日、山形署の49歳の警視が現行犯逮捕された。

 警視はこの日、午前10時から約1時間、市内で交通安全に関する講話をした後、ひとりで公用車で署に戻る途中だった。当時は私服のスーツ姿だったという。

 午前11時20分ごろ、百貨店の食品売り場で、挙動不審な男に警備員が店舗を出たところで声をかけると、男は抵抗して逃走。約20m離れた路上で警備員たちが取り押さえ、駆けつけた警察官が逮捕して警視とわかった。

 警視は起訴されて罰金30万円を払った。山形県警からは停職1カ月を言い渡されたが、依願退職したという。

 さらに、元警視は約20件の余罪を告げたそう。

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AERA編集部
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