【タイプ(6)】盛りウソ(心配度★)

「オレ、ゲームソフト100個持ってる!」などと話を盛ってしまう、おもに友達同士の会話の中で見られるウソです。これは、注目されたい、尊敬されたいのが動機。また、自分に自信がなかったり、人から認められる経験が乏しいことが潜んでいることもあります。エスカレートを防ぐためにも、他人の話という体裁で「話を盛ると、だんだん自分が苦しい状況になっちゃうよね」と諭すのが効果的です。

【タイプ(7)】「こうなりたい」ウソ(心配度★★)

「俳優の◯◯って、私の親戚なの」「今度、家族でハワイに旅行に行くの」など、親にとっては寝耳に水。こんなウソを友達についてしまうのは、「こうであってほしい」と願う状況と、現実との距離を埋めようとするウソです。一見、6の「盛りウソ」に似ていますが、こちらは、SNSで現実とは異なる画像をアップするなど、大人もつくウソです。子どもの場合、これくらいの年齢は劣等感をとくに抱きやすいので、しばし様子を見守りましょう。現実との折り合いがつき、じょじょにウソが消えていくようなら安心です。

 子どもがウソをついたとき、すぐにその行為を叱るより、どんな真意や背景があるのかをまずは考えてみましょう。きっと、自然にベストな対応が浮かんできますよ!

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2018年 秋号 [雑誌]

高濱正伸,安浪京子,tomekko

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AERA編集部
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