宇治原:高学歴うんぬんではなく、勉強はしたほうがいいですよ。勉強したことで高学歴におさまることはあるかもしれませんが、それは単に結果の話です。高学歴が役に立つのは、就職活動で引っかかりやすいとか、自己紹介したときに「おお!」と思われるとか、まあ表層的なことでしかないんですよ。しかし「勉強をした」という事実は、人生において確実に役に立ちます。話していると、勉強をしてきた人がどうかは、如実に現れる。ものを知っているかどうかは、話せばわかるからです。

菅:世論に流されなくなりますよね。本を読んで入れば、「Aという意見もあれば、Bという意見もある」ということがわかるようになります。そうすると、自分で物事を判断できるようになる。この差は大きい気がします。

宇治原:受験勉強のような狭い範囲の勉強でさえ、今の人生に役立っています。目標を決めて逆算して、今日何をしなければいけないか、明日何をすべきか、といういいトレーニングになりました。

菅:京大受験の時も、年間スケジュールから1日のスケジュールまで、気持ち悪いくらいかっちり決めていたよね(笑い)。

宇治原:そうやったね。

菅:出された問題を解くということは、相手が何を求めているかを考えるのと同じ。それは「世間が何を求めているか」に答えるのと一緒ではないかと。

宇治原:それは芸人に限らず大事な資質やね。まあでも、高学歴一番のメリットは、友達に医者、弁護士、税理士なんかが揃っていること(笑)。

菅:そらそうや。あと、女子の飛躍がすごいことかな。高校時代はイマイチだった女の子もいい大学、会社に就職すると30代くらいから急速に伸びる(笑)。正直美を保つにはお金も必要だし。

宇治原:高学歴のメリット、そこかい!

「AERA with Kids 夏号」(朝日新聞出版)では、お二人のインタビューのほか、ロザンお二人のとっておきの勉強法も紹介。夏休みの勉強に役立ててみてはいかがでしょう。

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2018年 夏号 [雑誌]

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2018年 夏号 [雑誌]
著者 開く閉じる
AERA編集部
AERA編集部

1 2 3