いま大人気のクイズ集団「QuizKnock」。伊沢拓司さんをはじめとするメンバーはどんなふうにクイズに親しみ、強くなるための努力をしてきたのだろうか? 好評発売中の『クイズで88本ノック 最強クイズ集団からの“謎解き”挑戦状』(朝日新聞出版)に掲載されているメンバー座談会をお送りする。

*  *  *

――みなさんがクイズに興味を持ったきっかけを教えてください。

山本祥彰(以下、山本) ぼくはちっちゃいころから、テレビでクイズとか謎解きには親しみがありましたね。

こうちゃん(以下、こう) 「IQサプリ」とか「Qさま」とかね。何ならぼくが中学生のころには伊沢さんが「高校生クイズ」に出ていて、普通に一視聴者として「開成高校の伊沢さんって人、スゲーな」って思ってました。

山本 ぼくらの世代(山本・こう)が高校生クイズを見てたころって、ちょうど難問が出ていた時代で、「スゲーかっこいい!」って。それもクイズとの出合いでもあるかも。

伊沢拓司(以下、伊沢) オレたち(伊沢・ふくらP)とはちょっと世代差もあるよね。

ふくらP(以下、ふくら) そうだね。オレは「ヘキサゴンII」を見てた。「ヘキサゴン」っておバカの珍回答がおもしろいんだけど、最初のほうは普通にめっちゃ難しい問題も出ていて、渡辺正行さんとかアンガールズさんが答えてたのがすごいなぁって。

伊沢 「平成教育予備校」もけっこうよかったな。宇治原史規さんのデビューが印象深かった。

ふくら 「平成教育委員会」もね。

伊沢 あとは「トリビアの泉」じゃない? トリビアの本が小学校の学級文庫にあって、ずーっと読んでた。

こう いや~、わかる!

ふくら 初めは放送が深夜だったから見るのが難しくて、ゴールデンタイムに移ってから見だしたなぁ。

――実際にクイズを始めたきっかけは?

ふくら 小学5年生くらいのときに、東北楽天ゴールデンイーグルスができたんです。そのときに、「楽天」ではなく正式名称で覚えたのは、「ヘキサゴン」で出るかもって思ったからなんだよね。自分がクイズ番組に出演するわけじゃないけど、テレビを見ていて答えられるようにって。実際にクイズ研究会に入ろうと思ったのは高校生クイズを見てからだから、かなり後なんだけどね。

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吉田美穂
吉田美穂

NEXTオレはクイズのサイボーグに!
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