セゾン投信 代表取締役会長CEOの中野晴啓さん。2006年にセゾン投信設立。長期投資の重要性を訴え続け、15万人超の顧客から支持されている。投資信託協会の副会長も務める(写真/本人提供)
セゾン投信 代表取締役会長CEOの中野晴啓さん。2006年にセゾン投信設立。長期投資の重要性を訴え続け、15万人超の顧客から支持されている。投資信託協会の副会長も務める(写真/本人提供)

 65歳からは年金もある。投信だけを見て不安になるのもおかしな話。預金や年金もセットにして考えたい。そして人生100年と考えれば、60歳で投資終了というのは早すぎる。

「長期投資に一番必要なのは、おおらかさです。買うときも売るときも、淡々と機械的に。下がったら怖いとか、売ったあとに上がって『もっと儲かったのに』という強欲から離れるためにも自然体でいきましょう。

 投資についていろいろ考えすぎず、自分の人生にとって、本当に楽しみなことに貴重な時間を使ってください」 

(編集・文/綾小路麗香、伊藤 忍)

※『AERA Money 2022夏号』から抜粋

AERA Money 2022夏号(AERA増刊)
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