日本初ヴィーガンレシピ投稿サイト設立も 学生起業家たちの共通する思い (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本初ヴィーガンレシピ投稿サイト設立も 学生起業家たちの共通する思い

澤田憲AERA
ブイクック代表 工藤柊さん(22)/神戸大学国際人間科学部4年。ヴィーガンカフェの店長、NPO法人設立を経て、20年4月に会社設立。「ブイクック」「ブイクックデリ」のほか、レシピ本出版、企業向けのヴィーガン対応メニュー導入支援事業も手掛ける(工藤さん提供)

ブイクック代表 工藤柊さん(22)/神戸大学国際人間科学部4年。ヴィーガンカフェの店長、NPO法人設立を経て、20年4月に会社設立。「ブイクック」「ブイクックデリ」のほか、レシピ本出版、企業向けのヴィーガン対応メニュー導入支援事業も手掛ける(工藤さん提供)

ブイクック代表 工藤柊さん(22)/神戸大学国際人間科学部4年。ヴィーガンカフェの店長、NPO法人設立を経て、20年4月に会社設立。「ブイクック」「ブイクックデリ」のほか、レシピ本出版、企業向けのヴィーガン対応メニュー導入支援事業も手掛ける(工藤さん提供)

ブイクック代表 工藤柊さん(22)/神戸大学国際人間科学部4年。ヴィーガンカフェの店長、NPO法人設立を経て、20年4月に会社設立。「ブイクック」「ブイクックデリ」のほか、レシピ本出版、企業向けのヴィーガン対応メニュー導入支援事業も手掛ける(工藤さん提供)

Ay代表 村上采さん(22)/慶應義塾大学総合政策学部4年。20年6月に会社設立。自社ブランドの服をツールとして、衰退する伝統文化に付加価値を与え、新しいカルチャーの創造を目指す。公式サイト https://ay.style/(撮影/写真部・張溢文)

Ay代表 村上采さん(22)/慶應義塾大学総合政策学部4年。20年6月に会社設立。自社ブランドの服をツールとして、衰退する伝統文化に付加価値を与え、新しいカルチャーの創造を目指す。公式サイト https://ay.style/(撮影/写真部・張溢文)

 学生起業家たちは、どんなきっかけから、何を思い事業を起こそうと考えたのだろうか。「大学発ベンチャー」を特集したAERA 2021年3月29日号は彼らのリアルに迫った。

【写真】Ay代表 村上采さん

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 大学3年次にカルチャーブランド「Ay」を立ち上げた村上采さん(22)の目標は、“文化を織りなおして”世界に通用する地域ブランドを作ること。コンゴ民主共和国の伝統生地「リプタ」や、群馬・伊勢崎の絹織物「銘仙」をリブランディングしたファッションアイテムを製造・販売して、現地の雇用創出や伝統文化の再興に力を注ぐ。

「高校1年で米国留学したとき、南アフリカの友人と出会ったことがきっかけでアフリカや国際協力に関心を抱くようになりました。大学ではコンゴと10年以上交流がある長谷部葉子研究会に入り、2年次の終わりには渡航して、現地で起業家育成プログラムやビジネスコンテストなどを開催しました」

■格差や貧困を解消

 研究会のコンゴ・プロジェクトでは現地の人々の雇用創出能力を育てることで、格差や貧困を解消していく視点を学んだ。さらに村上さんは、現地のNGOと協同して、コンゴの女性たちが現地の布を使い日本人向けの洋服を製造・販売するアパレル事業を立ち上げた。

「最初、私がデザインした服のパターンを渡して作ってもらったのですが、日本で売れるクオリティーに達していなくて。それで『何でも言い合えるくらい仲良くなるしかない!』と、単身でコンゴの大学寮に住み込んで交流を深め、少しずつ品質を向上していきました」

 服はネットショップのほか、百貨店などのポップアップストアでも販売。銀座のマロニエゲートに出店した際は、延べ200人を集客した。コロナ禍でコンゴでの事業が休止となった昨年からは、衰退産業となってしまった地元の「伊勢崎銘仙」をアップサイクルした洋服や小物の製造を手掛けている。

「埋もれている国内の伝統文化に、現代のセンスやテクノロジーを掛け合わせて“織りなおす”ことで、新しい価値を次世代へと紡いでいきたいです」


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