基本のレシピ通りの野菜を入れて作ると、直径28センチの大鍋いっぱいに出来上がる。毎日調理できるなら少量ずつ作っても(撮影/写真部・片山菜緒子)
基本のレシピ通りの野菜を入れて作ると、直径28センチの大鍋いっぱいに出来上がる。毎日調理できるなら少量ずつ作っても(撮影/写真部・片山菜緒子)
脂肪燃焼スープの基本レシピ(AERA 2020年1月13日号より)
脂肪燃焼スープの基本レシピ(AERA 2020年1月13日号より)
岡本式脂肪燃焼スープ1週間プログラム(AERA 2020年1月13日号より)
岡本式脂肪燃焼スープ1週間プログラム(AERA 2020年1月13日号より)
実録!上栗副編集長体重激減(AERA 2020年1月13日号より)
実録!上栗副編集長体重激減(AERA 2020年1月13日号より)

 100キロのデブ副編集長が1週間で6キロ減。しかも5日目と6日目は朝食から肉を焼く狼藉ぶり。一体なぜ、痩せられたのか。AERA 2020年1月13日号では、代謝を上げ脂肪を燃やすスープの作り方を解説する。

【脂肪燃焼スープの基本レシピはこちら】

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 代謝を上げながら痩せるには、良質のたんぱく質をたっぷり取り、体質を改善していく必要がある。とはいえ年末のどんちゃん騒ぎや正月の怠惰な生活でスルッと体重が増えてしまい、「今すぐ元に戻したい、しかも短期間で!」とお急ぎの読者も多いだろう。

さらさら堂鍼灸院代表の岡本羽加(うか)さんが考案した「脂肪燃焼スープ」(下のレシピ)なら、体をあたためることで代謝アップをサポートしながら痩せられるという。副編集長の上栗崇が1週間挑戦したところ、100.8キロが94.5キロへと、6.3キロ減る驚きの結果に。

「5日目から肉をたっぷり食べたのに、ちゃんと体重は減った。7日目は普段は糖質が気になって食べていない玄米が食べられる。これなら全然へっちゃら」

 そしてダイエットを終えて3週間以上がたった12月下旬時点でも、体重をキープできているというのだ。そんなうまい話が、本当にあるのか。

「もとは鍼灸院で私が施術している患者さんの『冷え性を治したい』『肩こり、腰痛がつらい』という悩みをなんとかしてあげたいと思い、『こんなスープを毎日飲んでみたら?』と体質改善のために考えたレシピなんです。ところが患者さんのほとんどが、体調がよくなるばかりか痩せた報告をしてくださって」

 と岡本さん。2002年の考案当初は「さらさらスープ」という名前だったという。不摂生な生活で体内にたまった老廃物を排出し、体の不調を改善するためのレシピだったのだ。

「アメリカで行われていた、がんを予防するデザイナーフーズプロジェクトという計画で使われている野菜にヒントを得ました。日本人がスーパーで手軽に買える材料で、しかも多忙な現代人のために作り置きできるようなものにしよう、と。簡単じゃないと続かないので、『これだけで大丈夫よ!』という食事にしたかったんです」

 患者の体調がよくなり、しかも痩せていく姿を見て、ダイエット用の1週間プログラムを開発した頃から、ネーミングが「脂肪燃焼スープ」になった。

 岡本さんの脂肪燃焼スープダイエットは7日間。基本の野菜スープは1日3食、好きなだけ食べていい。食べれば食べるほど、体がポカポカして汗ばんでくるはずだ。

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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