「運を所有しようとすることだけはダメ」しいたけ.さんが語る運がいい人、悪い人 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「運を所有しようとすることだけはダメ」しいたけ.さんが語る運がいい人、悪い人

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しいたけ.AERA#しいたけ.
※写真はイメージ(gettyimages)

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運を考える4冊(AERA 2019年9月2日号より)

運を考える4冊(AERA 2019年9月2日号より)

 話題の占師であり作家のしいたけ.さんが、占いを志したきっかけや運のいい人の特徴について語る。

【しいたけ.さんも学んだ『君主論』など、「運を考える4冊」はこちら】

*  *  *
 不謹慎かもしれないんですが、僕は占いで僕のところに相談にくる方を「救おう」とは一度も考えたことがないんです。ただその人の「運のあり方」に関心があります。こういうことなのか、って納得しながら、じゃあもっとこうしてみたらいいんじゃないですか、って提案しています。

 運について考えるようになったきっかけは、大学生の時に歴史哲学の授業でマキアヴェッリの『君主論』を学んだことです。そこでは、時代の権力を持つ人は「力量・運・時代性」の三つが必要だと言われている。どんなに実力があっても、運に恵まれない場所にいたらどうしようもない、と。愛読している塩野七生さんの本にも書かれていますが、イタリアの都市が戦ってきた歴史の中で、どういう人たちが覇権を握っていたのか。そこには「運」が必要だったと、明確に歴史学者や思想家たちが言っているわけです。

 そういうことに興味を持って、有名人たちが運や験担ぎに対してどういう態度で接しているのか、運に恵まれるとはどういうことなのか、自分なりに研究し始めました。僕自身、そんなにお金持ちではない家に育って、スポーツも勉強もできなかったし、話術もない。どうやってこの人生を楽しくしていこうか、って考えたときに、運をよくしようと思ったんです。

 占いを始めたのは、運がいい人がどういう生活をしているのか見てみたいっていう、フィールドワークの一部でもあります。始めてみたら、やっぱり運のいい人と悪い人、両極端の人たちがいました。


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