あなたの骨格はどのタイプ?合う服装は?(AERA 2019年7月8日号より)
あなたの骨格はどのタイプ?合う服装は?(AERA 2019年7月8日号より)
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AERA 2019年7月8日号より
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【骨格・カラー診断PLUS技能士】山崎真理子さん/「似合うファッションスタイル」を追求するため、客観的指標、骨格診断を習得。東京・南青山のサロンで個人向けファッションコンサルを展開。著書に『あなただけの「似合う服」に出会うための骨格診断』(写真:本人提供)
【骨格・カラー診断PLUS技能士】山崎真理子さん/「似合うファッションスタイル」を追求するため、客観的指標、骨格診断を習得。東京・南青山のサロンで個人向けファッションコンサルを展開。著書に『あなただけの「似合う服」に出会うための骨格診断』(写真:本人提供)

 年を重ねると特に、“似合う服がわからない”という女性は多い。でも、骨格診断で「タイプ」を知れば、自分にぴったりの着こなしができる。

【骨格別・似合う服のコーディネートはこちら!】

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 40歳を超えた頃から、何だか服選びに不安が付きまとうようになった。30代前半のころに着ていた服をクローゼットから引っ張りだしても、違和感が拭えない。この違和感の正体は柄?それとも形?

 そんな“似合う服がわからない問題”に対する救いの一手として、いま「骨格診断」が人気だ。訪れたのは、東京・南青山にある「COLOR & STYLE 1116」。代表の山崎真理子さんは「骨格診断PLUS」という独自のメソッドを生み出し、年間300人もの体と向き合ってきた。山崎さんのもとを訪れる女性でもっとも多いのは、38歳前後と40代後半。山崎さんは言う。

「38歳は、出産などを経験し、一時的にファッションから離れていて、いまどんな服が似合うのか、流行はどうなっているのかがわからず、浦島太郎状態になる年齢。40代後半は、ご本人はまだ若いと思っていても、身内や周囲から『若作りしている』と言われたとおっしゃる方も多い。まさに“迷い”の年齢なんです」

 職場での立場上、きちんとした服装をしなければ、と口にするのも40代後半の特徴だという。

 そんな、多くの人がすがる「骨格診断」とはなにか。骨格診断はなぜファッションと結びつくのか。

「たとえば電車に乗ると『あの人、素敵!』など、瞬間的に思いますよね。なぜそう思うのか。もともと美人だから、スタイルがいいから、ということもないわけではないのですが、私たちは無意識のうちに『調和』というものに反応しているんです」(山崎さん)

 たとえば、身体のラインが直線的で筋肉質の女性が薄味のワンピースを着ていたら、何だか物足りない。逆に、身体の凹凸が少ない人が大味のジャケットを着ていたら、違和感が生じる。この感覚は、多くの人が持つものだという。

「その人のイメージは、内面に関係なく“テイスト”からできあがる。ならば、客観的な視点を持ち、テイストに合った着こなしを考えてもいいのではないか。『違和感のない好印象をつくろう』というのが、骨格診断の基本的な考え方です」(同)

 人間のテイストに大きく作用するのは、「質感」と「ライン」だと、山崎さんは言う。

「生まれ持った骨格から質感を導いて、質感からラインを導く。それが結果的にその人のテイストになるんです」

 骨格の診断結果はおもに3タイプに分かれる。

 一つ目は、「ストレート」。肉感があり、メリハリがある立体的なラインが特徴だという。二つ目は「ウェーブ」。全体的に華奢なイメージで、脂肪が柔らかく、全体的に緩やかな曲線を描く。三つ目は「ナチュラル」。骨がゴツゴツしていて、肉感的なものをあまり感じさせないのが特徴だ。

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