28歳男性が「大人の性教育男子校」を開催する理由 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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28歳男性が「大人の性教育男子校」を開催する理由

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小野ヒデコAERA#出産と子育て#妊活#結婚
「大人の性教育男子校」で司会をする主催者のヘルスアンドライツ代表の吉川雄司さん(右奥)

「大人の性教育男子校」で司会をする主催者のヘルスアンドライツ代表の吉川雄司さん(右奥)

卵子凍結のコーディネートをするプリンセスバンク代表の香川則子さん

卵子凍結のコーディネートをするプリンセスバンク代表の香川則子さん

“妊活”はいまや女性だけのものではない。これから子どもを持とうと考える20代の男性たちが集まり、性についての知識を学ぶ「大人の性教育男子校」が都内で開かれた。5.5組に1組のカップルが不妊の検査や治療をし、出産する人の18人に1人が体外受精という時代。女性だけでなく、男性にも正しい性の知識を持ってほしいと、同世代の男性が企画した。

【卵子凍結のコーディネートをする香川則子さん】

*  *  *
 東京・渋谷で「大人の性教育男子校」が今年9月に開かれた。主催の吉川雄司さん(28)は妊活支援の情報を提供するヘルスアンドライツの代表だ。今回は吉川さんの知人や、SNSで会の開催を知った男性17人が集まった。その平均年齢は24歳。

 スライドに「300,000個 1000個」という数字が映し出される。「これなんの数字だと思いますか?」と吉川さんが問いかける。

 女性が初潮時に持っている卵子の数(30万個)と、毎月卵子が失われている数(1000個)だとわかると、「へー!」「そうなんだ」という声が会場から漏れた。

 男性の精子は日々作られるが、女性の卵子の数は決まっている。女性が妊娠できるタイムリミットがあることを初めて知ったという参加者の目が丸くなった。

●キャリアとライフ両方の将来設計が大切

 勉強会では、卵子凍結のコーディネートをするプリンセスバンク代表で、生殖工学博士の香川則子さん(41)が「不妊治療と卵子凍結」について話した。クイズ形式のレクチャーの賑やかな雰囲気とはうってかわり、参加者はみな真剣な表情で聞き入っていた。

 参加者の中で最年少、大学4年生の男性(22)は、「将来、キャリアを積んでいくと、結婚、出産について悩むことがあると思います。でも、そういうことを教えてくれる機会がなかったのでありがたいです」と話した。

 未婚の会社員男性(27)は「30歳まで仕事に集中しようと思っていたけど、キャリアとライフ両方のプランを考えることが必要だなと思いました」。既婚者で子どもがまだいない会社員男性(27)は、「これまで子どもについては、いつ、何人ほしいかなんて考えたことがなかった。妊娠するうえで夫婦の健康状態も影響するということなので、帰宅したら妻と一度話してみたい」とさっそく行動意欲を示していた。


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