賢い銀行選びの“5つの視点” 優位性高いネット銀行にも注目 (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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賢い銀行選びの“5つの視点” 優位性高いネット銀行にも注目

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菱田雅生AERA
目的に応じて選ぶコツ6カ条(AERA 2018年1月22日号より)

目的に応じて選ぶコツ6カ条(AERA 2018年1月22日号より)

 では、どのように銀行を選べばいいのか。結論から言ってしまえば、用途によって使い分けるのが賢い利用法だ。五つのパターンが考えられる。

(1)定期預金をしたいなら、金利の少しでも高いところや、自分がよく利用しているポイントがたまるところ。
(2)給与や年金の受け取り、公共料金やクレジットカードの支払いなどの決済用に使いたいなら、ATMの利便性が高く、手数料が安いところ。
(3)住宅ローンを利用したいなら、金利や、手数料を含めたトータルのコスト負担が軽いところ。
(4)資産運用をしたいなら、投資信託などの商品の品ぞろえが豊富なところ。ただし、商品数の多さよりもコスト負担の軽さを重視すべきだ。
(5)NISA(少額投資非課税制度)、今年からスタートしたつみたてNISA、昨年から対象者が拡大したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)を利用したいなら、重視すべきはコスト負担の軽さ。イデコについては運用終了まで使い続ける加入者向けウェブサービスの利用しやすさなども確認すべきだろう。

 これらのすべてのニーズに完璧に応えてくれるスーパーバンクがあるなら、その銀行とだけ取引をすればいいわけだが、残念ながら存在しない。銀行を賢く利用するには使い分けが重要になってくる。

 やはり、メガバンクをはじめとする既存の店舗型銀行だけでなく、地方銀行などの地域金融機関、インターネット専業で基本的に店舗を持たないネット銀行の商品やサービスを冷静に比べてみると、ネット銀行の優位性が際立っていると言える。

 特に、利用者にとって重要な金利や手数料の面で頑張っているネット銀行が多い。店舗を持たないことで人件費などを抑え、商品やサービスの内容向上に充てられるのは大きい。ポイントのたまるサービスが魅力的に感じる人もいるだろう。

 ちなみに、各種ポイントサービスは、企業が利用者をつなぎとめておく戦略として行われているものである。商品やサービスの価格を、買ったり提供を受けたりした時点では割り引かない代わりにポイントをつける。そして次回の利用時に割り引きできると感じさせる。だがポイントに利息はつかない。しかも、その企業が破綻したときにはポイントは消滅する可能性が高いだろう。だとすると、ポイントはためないほうが賢いケースがあることも知っておくとよい。


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