「はれのひ」被害者は配当0で泣き寝入りか 負債総額6億円以上  (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「はれのひ」被害者は配当0で泣き寝入りか 負債総額6億円以上 

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澤田晃宏AERA
予約していた振り袖が届かず、着付け会場で立ち往生する新成人ら=横浜市港北区 (c)朝日新聞社

予約していた振り袖が届かず、着付け会場で立ち往生する新成人ら=横浜市港北区 (c)朝日新聞社

 受任通知とは、弁護士から債権者に送られる自己破産を準備していることを債務者に伝える通知だ。現時点で受任通知が届いていないということは、はれのひは、後は野となれ山となれということなのだろう。

 過去に850件の会社の倒産に携わり、『継続か!倒産か!』などの著書がある経営コンサルタントの内藤明亜さんはこう話す。

「弁護士と破産手続きを始めると、財産はすべて差し押さえられます。現在も連絡がとれないことを見ると、自らの再起のためのお金を持って逃げたと考えるのが自然でしょう。説明責任をまったく果たしておらず、会社の財産である社員をないがしろにしており、同情の余地は全くない。倒産数にカウントされないため正確な統計データはないが、倒産会社の7割は経営者が何の後始末もしない、はれのひのような放置逃亡です」

 今回、被害を受けた新成人は300人にのぼると見られている。1人当たりの被害総額は30万円前後が多く、それだけでも1億円近い損害だ。東京商工リサーチによれば、16年9月期時点でのはれのひの負債総額は6億1000万円、債務超過額は3億2000万円に上る。人生に一度の晴れの日を台無しにされたばかりでなく、支払ったお金すら返ってこないのか。内藤さんは「まず無理でしょう」と話し、こう続けた。



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