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【ニッポンの課長】グーグル「挑戦の果て、グローバル」

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グーグル「挑戦の果て、グローバル」グーグル 人事部プログラムリード小山弥生(35)撮影/写真部・東川哲也

グーグル
「挑戦の果て、グローバル」

グーグル 人事部プログラムリード
小山弥生(35)
撮影/写真部・東川哲也

 アエラにて好評連載中の「ニッポンの課長」。

 現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。

 あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。

 今回はグーグルの「ニッポンの課長」を紹介する。

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■グーグル 人事部プログラムリード 小山弥生(35)

 インターネットで何かを調べるとき、多くの人が頼る「Google」。米国の本社を中心に世界展開する同社では、社内もグローバル。当然、英語力が求められる。小山弥生は今でこそTOEIC満点で不自由していないが、かつては「英語が全く話せない」女子高生だった。

 東京都内の高校を卒業後、1年間バイトで留学資金をため、2000年に渡米。語学学校、短大を経て、ワシントン大学に編入して英語力などを磨いた。その後、人材会社と法律事務所勤務を経て、「今の自分がどれだけ日本で通用するかチャレンジしてみたい」と思い、10年に帰国した。

 帰国後の就活で、強く意識したのがグーグルだった。面接担当者の「この会社で本気で世界を変える」という熱意に引かれたのだ。営業系新卒採用のプログラムを立ち上げてほしいと言われ、採用条件は「派遣」だったが、チャレンジせずにはいられなかった。

 どんな人材がこれから必要になるのか、営業系の社員と話し合い、戦略を立てた。大変だったが、ゼロから作ることを楽しめた。翌11年7月、正社員に登用された。

 小山が採用時に大切にしている信念がある。「素直で誠実か。考える力、やり遂げる力があるか」だ。これは自分がそうありたい姿でもある。

「新卒採用を担当していると、『英語が……』と言う学生が多いですが、『私もハタチまで話せなかったから、本気でやればできるようになる』と伝えています」

 多国籍のチームメートには、リスクや間違いを怖がらず、とにかくやってみようと呼びかけている。

「間違いや失敗を回避する力より、リカバリー力のほうが重要。そういう場面では『ここが大切』と全体で共有して前進します。最高のチームです」

 今年の3月に結婚したばかり。子どもが好きなので、将来はワーキングマザーとしても挑戦を続けるつもりだ。

(文中敬称略)

※本稿登場課長の所属や年齢は掲載時のものです

(編集部・小野ヒデコ)

AERA 2016年9月5日号


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