ハリー・ポッターシリーズの新シリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。主演のエディ・レッドメインが告白した胸中とは? (※写真はイメージ)
ハリー・ポッターシリーズの新シリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。主演のエディ・レッドメインが告白した胸中とは? (※写真はイメージ)

 世界中で大ヒットしたハリー・ポッターシリーズ。映画は8作で完結したが、ハリーの時代から遡った魔法使いたちの冒険を描く新シリーズが始まる。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」だ。

 時は1926年、舞台は米ニューヨーク。英国からきた魔法使いニュート・スキャマンダーが持ち込んだトランクから、ユニークで愛すべきファンタスティック・ビースト(魔法動物)が脱出し、都市を混乱に陥れる。ニュートは仲間とともに、いたずら好きな魔法動物たちを捕獲しようとするが、チームワークが思わぬ展開に──。

 ハリー・ポッターシリーズの原作者である作家J・K・ローリングが脚本も手がけている。主演のエディ・レッドメイン(34)に話を聞いた。

●自分を信じられるか

──ニュートはユニークな役ですね。

 彼のことはすごく好きですね。人間との関係ではとてもシャイで、魔法動物とのほうがずっと居心地がいいという人物だ。でも、人類も魔法動物も愛する情熱という点で、素晴らしい力を発揮できる。魔法使いで意志が強いティナ、ノーマジ(いわゆる普通の人間)のジェイコブとのチームで、友情を通じて「人生で大切なことは何か」ということまで見いだすことができるのがニュートなんだ。

「(将来を)心配するというのは、2度苦しむということだ」というニュートのセリフがあるんだけど、実は僕自身は心配性。彼は、己をきちんと信じることができる人物なんですよね。

──魔法動物はコンピューターグラフィックス。実際にはいない彼らとの共演でした。

 魔法動物がいるのを信じることが基本。ですが、何週間もかけて彼らとの演技の準備をしました。制作チームが図体が大きな魔法動物の代役としてプラスチックの巨大な操り人形を作り、それを相手に繰り返し演技する。カメラを回す直前まで人形と演技をし、本番は練習のときの感じを再現する形で、何もない空間と向き合いました。

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