ミサイルは米国も照準に 北朝鮮の軍事力はどこまで来ているのか (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミサイルは米国も照準に 北朝鮮の軍事力はどこまで来ているのか

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AERA#北朝鮮
北朝鮮の軍事力はどこまで来ている?(※イメージ)

北朝鮮の軍事力はどこまで来ている?(※イメージ)

 1月に4度目の核実験を強行したばかりの北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイルを発射した。北の「実力」はどこまで来ているのか。

 北朝鮮が「水爆」と称した4度目の核実験を行ったのは1月6日。ちょうど1カ月後の2月7日、今度は「衛星」と称して長距離弾道ミサイル(「光明星4号」)を発射。成功させた。

 2011年1月、当時のゲーツ米国防長官は、「北朝鮮は5年以内に大陸間弾道ミサイルを配備するかもしれない。そうなれば、米国の安全保障にとって重大な脅威になる」と語っていたが、予言はほぼ的中した。韓国国防部の分析では「光明星4号」の射程は推定で約1万2千キロメートル。距離的には、米本土の東部地域まで攻撃することが可能だ。

 北朝鮮がミサイル開発に乗り出した動機は、戦闘機や戦車などの通常兵器で、韓国に対して劣勢に立たされたことに尽きる。経済力では韓国に1対25と圧倒的な差をつけられ、軍備拡張競争には勝てない。そこで、大量破壊兵器の核とミサイルに手を出した。

 1993年に日本海に向けて発射され、能登半島沖に着弾した1段式ミサイル「ノドン」(射程1200キロメートル)で注目を集めると、5年後の98年には多段式ミサイル「テポドン1号」(同2千キロメートル)が日本列島を飛び越え、三陸沖に落下。大騒ぎとなった。国際海事機関(IMO)や国際民間航空機関(ICAO)に届け出もなく、唐突に発射したことで国際的な批判を浴びた北朝鮮は、発射から4日後になってミサイルではなく「人工衛星(光明星1号)を打ち上げた」と詭弁(きべん)を弄ろうした。


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