乗り遅れるな!スギ花粉症患者 舌下免疫療法に「最終案内」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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乗り遅れるな!スギ花粉症患者 舌下免疫療法に「最終案内」

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最初は右の2種類のスプレーボトルを使って薬の増量をいていき、一定量に達したら左の1回分使い切りパックに切り替える(撮影/熊谷わこ)

最初は右の2種類のスプレーボトルを使って薬の増量をいていき、一定量に達したら左の1回分使い切りパックに切り替える(撮影/熊谷わこ)

 増量期の2週間は頻回の受診が必要だが、維持期は2週間に1度の通院で済む。同じ治療を注射で行う方法は以前からあったが、注射を打つために週2回の通院が必要だった。

「仕事があるので、週2回の通院は無理。痛いのもイヤなので、注射だったら続けられなかった」(Aさん)

 臨床試験では、症状が楽になるなど70~80%の人に何らかの改善効果が見られた。ただし効果があるのはスギ花粉症のみだ。

「日本人に多いスギとヒノキ両方に反応する花粉症の人も治療を受けることはできますが、ヒノキの花粉症には効きません。それでもスギに対する効果はあるので、全体的にはだいぶ楽になるようです」(谷本医師)

 アナフィラキシー(過敏反応)などの重篤な副作用はごくまれだが、とくに服用開始1カ月は耳やのどにかゆみを感じたり、口内炎を起こしたりすることもある。また、重症のぜんそく持ちや開始時点で妊娠している人は、治療を受けることができない。65歳以上の人は効果が明らかではないため、対象外だ。

 スギ花粉が飛ぶ1~5月にはスタートできないため、次の花粉シーズン前に始めたいなら、いまがギリギリ。谷本呼吸器内科クリニックの場合、今年は11月末までとしていたが、希望者が多く、すでに予約で埋まってしまったという。根治が望めるのが、大きな魅力なのだろう。

AERA 2015年11月30日号より抜粋


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