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「バリバリ働いてお見合いを!」厚労省で物議醸したマンガ

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強まるプレッシャー…(※イメージ)

強まるプレッシャー…(※イメージ)

 高齢化社会で支え手が減るという危機感は、子どもがいない人に向けられる。社会保障制度の改革、経済成長推進、少子化対策…。さまざまな対策に特効薬はなく、彼らへのプレッシャーが強まっている。

 昨年、厚生労働省のホームページ上で公開された漫画「いっしょに検証!公的年金」もそう。公的年金制度をどのように維持していくかを登場人物が話す場面で、

姉「あんたが結婚してたくさん子どもを産めばいいのよ!」
妹「ええっ なんであたし?」

 そこに社会保険労務士の年金子(としかねこ)が畳みかける。

「バリバリ働いて今週のお見合いパーティも頑張りましょー!」

 女性が働き、結婚し、出産しなければ、年金制度は立ち行かなくなるのだから「他人任せにはするな」というオチ。女性同士がそれぞれの生き方に口を挟む筋立てに違和感を覚えた人は多く、ネットで物議を醸した。社会保障経済研究所の石川和男さんは、こう指摘する。

「政治が、若い世代に人生の選択を強いてでも高齢者に向けた支援を維持しようとするのは、それが票に結びつくから。高齢者に給付を続けるために現役世代に負担させる今の仕組みでは、社会保障制度を支えきれなくなるのは明らかです」


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