
必勝法は「継続」だ。ネタ探しも苦労するが、体を張った撮影が多いため、撮影のほうが大変だと笑う。海外のファンを増やすため、最近は英語の「ネタ」も多い(撮影/高井正彦)

動画サイト「ユーチューブ」への投稿で収入を得ている人々、「ユーチューバー」。しかし、一般人が投稿動画で再生回数を稼ぐにはどうすればいいのか。その「カギ」を、ユーチューブ上でカリスマ的存在として知られる「MEGWIN(メグウィン)」こと関根剣(けん)さん(37)に聞いた。
「まずはお金のことはあまり考えず、やれることからやっていくというスタンスで取り組んでください」
元お笑い芸人だったという変わり種。舞台の合間に流していた動画がネタより受け、2005年に芸人を辞めて動画投稿生活をスタートさせた。以来9年間、一日も欠かさず、動画をアップしている。
水に浸したティッシュを顔に置いて何枚まで耐えられるか挑戦したり、100時間寝ずに過ごしたり…、「体を張ったコメディー動画」が身上。チャンネル登録者は約43万人で、総再生回数は2億8千万回を超えた。11年からは法人として活動する。そんなMEGWINさんに、ユーチューバーになりたい人のために秘訣を三つ挙げてもらった。
(1)毎日続けると体力的にもきつくなる。週に1回でもいいから、しっかり考えたものを作る。
(2)機材はスマホで十分。手ぶれを防ぐために三脚は必要。
(3)アイデアは自分でやりたいことを続けていけば、そのうち湧いてくる。
「あとは稼いで、最後は『おれを超えてこい』という感じですかね(笑)」
※AERA 2014年10月13日号より抜粋