ダジャレが言える職場環境のほうが、平均年収が3割高い――宅配ピザ大手の「ドミノ・ピザジャパン」が2013年6月に公表したデータだ。

 インターネットを通じ会社員200人に調査したところ、69%が「会社で笑いが起きると仕事のやる気はアップする」、さらに71%が「仕事のパートナーはダジャレを言う・通じる人が(通じない人より)いい」と回答。同社はダジャレで社員同士のコミュニケーションが活性化し業務効果が上がると結論づけ、「1会議1ダジャレ」などを指針とする「ダジャレ公用語」導入の検討に踏み切った。

「会議の司会者が『それでは会議をはじめマッシュルーム』と言ったりしていました」(ドミノ・ピザ担当者)

 ダジャレを考えることで会議が進まなくなるという弊害も出たため正式導入は見送られたが、担当者は「ダジャレには、議論の行き詰まりや雰囲気の悪い会議の場の空気を変える力があると考えています」と語る。

 ダジャレを集めたサイト「ダジャレナビ」を運営している、ながれおとやさん(47)も、「相手の警戒心を解くためにダジャレは効果的。営業マンが商談を始める前に使うと相手との距離を縮められることもある。東日本大震災後にデーブ・スペクターさんがダジャレツイートを連発して、フォロワーが増えたこともありました」と言う。自身も「コーヒーは公費で飲めませんね」「紅茶が凍っちゃった」とダジャレを連発し、上司から気に入られたと振り返る。

AERA 2014年4月14日号より抜粋