「足が震えた」学生も 薬学部のためのリアルなモデル薬局 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「足が震えた」学生も 薬学部のためのリアルなモデル薬局

このエントリーをはてなブックマークに追加

 就職に強い資格のひとつが、時代を問わずニーズがある医療系の資格。就職後に即戦力になるため、本番さながらの実習を行っている大学もある。

 星薬科大学(東京都品川区)の校舎内にあるモデル薬局。調剤室、投薬カウンター、待合室に至るまで、町の調剤薬局と変わらない。現在薬学科5年生の君島由希子さんは、4年生の時、このモデル薬局で実習した。

 模擬患者を相手に、処方箋の受け付けや、処方箋について医師への問い合わせ、患者への薬の効果や副作用の説明、薬歴管理や保険請求といった事務など、現実の薬局と同じような業務を時間内にこなしていかなければならない。患者に「どこが痛いのか」「いつからか」といった聞き取りをするコミュニケーション実習もあり、言葉遣いや、相手に応じた言葉の選び方など患者への接し方もチェックされた。

 本番さながらの実習で「足が震えた」という君島さん。

「実習を経験して、薬剤師に求められる役割、知識、技能がどんなものか、また患者さんにどのように接するべきなのか、実感できました」と振り返る。

 こうした事前実習を終えた学生は、4年後期に全国の薬学部に導入された専門知識の試験(CBT)と臨床技能をみる実技試験(OSCE)の二つを受験。いわば「仮免許」を得て、薬局と病院での長期実務実習に出ることを許可される。長期実務実習はみっちり5カ月間。卒業を目前に控えた3月に薬剤師国家試験を受験し、免許を手にして初めて薬剤師として仕事ができるようになる。

AERA  2014年3月31日号より抜粋


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい