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「偏差値高いほど就職支援しない」日本の大学に変化?

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京都大学「第1志望でない企業にも積極的にアピールしよう」「スーツは二つボタンでも三つボタンでもスカートでもパンツでも常識的であればよい」など、ガイダンスではかなり具体的なアドバイスがなされた(撮影/編集部・本田修一)

京都大学
「第1志望でない企業にも積極的にアピールしよう」「スーツは二つボタンでも三つボタンでもスカートでもパンツでも常識的であればよい」など、ガイダンスではかなり具体的なアドバイスがなされた(撮影/編集部・本田修一)

 景気が上向いたといっても、まだまだ人気企業の新卒採用は狭き門だ。大学を選ぶ際の重要な指標として就活力は今や必須項目だろう。近年では有名大学でもキャリア教育に力を入れ始めている。

 これまでの放任主義から一転して就活支援を始めたのは京都大学だ。12月16 日には、就職支援会社ディスコの湯田平隆氏を招いて、面接対策ガイダンスを行った。冒頭、キャリアサポートルーム室長の梅田幹雄特任教授が京大生の面接について話した。

「かつては就職活動をする必要はないという先生が多くいたが、最近は就職活動は無意味だと表立って主張する人はいなくなった。京大生は2次面接までは大学名で通ってしまう可能性がある。しっかり面接される3次で落とされる学生が多いので、気をつけてほしい」

 130人ほどの学生はメモを取りながら真剣に話を聞いている。湯田平氏は面接の仕組みと心構えを解説した。

 梅田特任教授は言う。

「理系は学校推薦などの文化もあったが、文系はまさに『ほったらかし』で、就職したい学生は自主的に活動して採用されていた。しかし、ここ数年でさすがにそれではいけないと支援を強化している。例えば、就職内定者やOB・OGを呼んで体験談を語ってもらっています」

 大学での学業が企業に評価される社会を目指して活動しているNPO法人DSSの辻太一朗代表は言う。

「日本の大学は偏差値が高いほど就職支援をしない傾向がありました。難関大学の学生は、何も支援しなくても採用される世の中だったからです。しかし、最近では自主性に任せては就職できない学生を支援する動きが難関大学でも強まってきています」

AERA 2013年12月30日-2014年1月6日号より抜粋


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