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「付き合うならAKB」? 恋愛不自由男子が生まれる過程

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「うちの子、将来結婚できるかしら」。そんな悩みをお持ちのお母さんたちへ。カギは家庭教育にあるといい、専門家は次のように話す。

「髪を振り乱し、教育費捻出のためケチケチ家計を切り詰めている母親も多いですが、経済状況が許すなら、たまにはちょっとオシャレなお店に行くなど、余裕も必要ですよ。外食といえばファミレス、回転寿司…ばかりでは、息子は将来、稼げるようになりたい、とも思いませんし、当然モテる男にもなりません」(精神科医の和田秀樹さんさん)

 母親自身も身ぎれいにし、夫とキスをしたり、ハグをしたり、という夫婦間の親密なスキンシップを日常的に子どもに見せるのも有効。「女性」「妻」「結婚」に対して肯定的なイメージを持てるからだ。

 そして、恋愛の観点から見ると何より大事なのは、実は「男子校に入れない」ことだ。中高一貫男子校には、伝統、進学実績、勇壮な運動会など、共学にはない魅力が数多くあるが、恋愛力を磨くうえでは大きなハンディとなる。女性に免疫がなく自然にしゃべれない→不自然に女性を神聖視してしまう→「付き合うならAKBみたいな容姿の子じゃなきゃ」→かくて、「恋愛不自由男子」は誕生する。

「思春期を男子ばかりの環境で過ごした人は、生涯、その影響から抜けられないのではないかと思います」

 と言うのは、明治大学文学部の諸富祥彦教授。明大の学生を対象に行われた調査では、共学校出身の男子の4割に彼女がいたのに対し、男子校の出身者で「彼女がいる」と答えたのはわずか9%だったという。

「そして恋愛ベタの学生は就活もうまくいきづらい。学力だけが高くても、ダメなんです」

 と追い打ちをかける諸富教授。がーん。今さらそんなこと言われても、先生、もうウチの息子、男子校に入れちゃったわよ!というお母さんたちの嘆きの声が聞こえてきそうだが、

「いとこづきあいでもホームパーティーでもいいから、同世代の女の子と接する機会をどうにか持たせてあげてください。そして、大学に入ったら、料理サークル、育児サークルなど、女性の多い環境に進んで身を置くよう、アドバイスするのもいいでしょう」(諸富教授)

AERA 2013年6月17日号


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