イタリアを代表するラグジュアリーブランド、サルヴァトーレ フェラガモは、設立以来、芸術や文化の世界と常に密接な関係を保ってきた。さる6月17日にフィレンツェ市庁舎パラッツォ・ヴェッキオでの記者会見で発表された取り組みも、まさにその流れをくむもの。フィレンツェのシンボルであるネプチューンの噴水の修復に、フェラガモが1,500万ユーロを寄付するのだ。サルヴァトーレ フェラガモ グループ社長のフェルッチオ・フェラガモ氏は「すべてフィレンツェが与えてくれたものへの感謝」だと語る。企業の社会的責任が問われる昨今、フェラガモを見習うべき我が国のブランドは多い――。

※写真はネプチューンの噴水。