「コロナうつ」に負けない! 医師・鎌田實が掲げる「生活習慣7カ条」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「コロナうつ」に負けない! 医師・鎌田實が掲げる「生活習慣7カ条」

鎌田實さん (c)朝日新聞社

鎌田實さん (c)朝日新聞社

 ワクチンの接種が進むが、いまだ収束が見えない新型コロナウイルス。そんな日々に心身が不調となり、うつ症状をおぼえる人が出やすい。「コロナうつ」にならないために、どんなことに注意すればいいのか。鎌田實・諏訪中央病院名誉院長に聞いた。

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「内科で診察していると、血圧の高い人が多くなっている。ストレスが関係しているのでは」

 鎌田さんは最近の外来でこう感じるようになった。気持ちがふさぎがちな来院者も目立つ。コロナ禍の生活がストレスとなり、こうしたうつ症状を招いたとみている。

 うつ症状といってもさまざまだ。憂鬱(ゆううつ)になるだけでなく、イライラしたり、何ごとも悪く考えて自己否定的になったりする。さらに、不眠や食欲低下、疲れやすいといった身体的な不調が表れるケースもある。

 鎌田さんは心配する。

「心が疲れてくると判断力が鈍ってイライラしてきて、他人にあたりやすくなる。“攻撃型”のイライラも起こっているのではないか。ストレスのはけ口として食べすぎたり、逆に食欲不振で食べたくなくなったりする人も少なくない」

 国立成育医療研究センターが昨年11~12月に全国の子どもと保護者の計約4600人を対象に実施したアンケートによると、高校生の30%、中学生の24%、保護者の29%に中等度以上のうつ症状がみられ、家庭で何らかのストレスを抱えている様子が浮かび上がった。

 まさに「コロナうつ」は、子どもから大人まで、他人事(ひとごと)ではなくなっている。

 自粛生活を引き続き余儀なくされるなか、コロナうつを防ぐため、どうすればいいのか。鎌田さんが、七つのポイントを教えてくれた。
(週刊朝日2021年6月25日号より)

(週刊朝日2021年6月25日号より)

 まず第一が「朝、太陽を浴びること」。

 人の体内時計は「25時間周期」で動いている。1日24時間のサイクルに比べ1時間多く、そのずれを調整してくれるのが太陽の光だという。

 毎朝、日光を浴びることで脳内の神経伝達物質「セロトニン」が分泌され、睡眠ホルモンである「メラトニン」の原料となって、睡眠や覚醒のリズムが整っていく。

 よい睡眠を得るには、夜寝る直前の対応では間に合わない。朝から準備する必要があるのだ。

 この1日1時間のずれを調整しないまま過ごすと、1週間で7時間のずれを抱え込む。例えば、「時差のある欧米から帰ってきたようになり、体調が悪化していく」(鎌田さん)。


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