沢田研二/日活(c)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会  tsuchiwokurau12.jp
沢田研二/日活(c)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会 tsuchiwokurau12.jp

 今秋公開予定の沢田研二主演映画「土を喰らう十二ヵ月」のキャストが2月17日、発表された。西田尚美、尾美としのり、檀ふみ、火野正平らベテラン勢が顔をそろえる中、特に注目を集めたのが”ヒロイン役”の松たか子。沢田が演じる作家「ツトム」の担当編集者で、25歳年下の恋人でもある「真知子」役。原作の水上勉エッセー「土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―」には登場しない映画オリジナルキャラクターとなる。

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 キャストと同時にこれまで詳しく明かされていなかったストーリーについても「作家のツトムは人里離れた長野の山荘で一人、暮らしている。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためている。時折、担当編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子とふたり、旬のものを料理して一緒に食べるのは楽しく、格別な時間。歳の離れた恋人がいて、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる…」と公開。

 原作が食と自然をテーマにつづったエッセーなので枯れたストーリーを想像していたが、意外に濃密な人間ドラマが繰り広げられるようだ。

 今回の情報公開について広報担当者は「25歳年下の恋人なので、ファンの皆さんがどんな反応になるかドキドキでしたが、好意的な反応が多くてホッとしています」とのこと。しかし中にはこの”25歳年下恋人”についてモヤモヤとする人もいるようで…。ツトム×真知子と同じく沢田の25歳年下で長年のファンの女性(48)は次のように語る。

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ファンの中には納得できない人も