加藤シゲアキ『オルタネート』で実感 新潮社の校閲がすごい! (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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加藤シゲアキ『オルタネート』で実感 新潮社の校閲がすごい!

※写真はイメージです (GettyImages)

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「NEWS」メンバーで、作家としても活躍、今年「吉川英治文学新人賞」「高校生直木賞」を立て続けに受賞した加藤シゲアキさん。作家・林真理子さんとの対談で、受賞作の『オルタネート』執筆の舞台裏を明かしました。

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林:吉川英治文学新人賞の受賞、おめでとうございました。

加藤:ありがとうございます。

林:私、新潮社の人たちと食事していたら、ちょうど編集者の携帯に電話がかかってきて、「エッ! 加藤さんに決まった?」「やったァ~!」って、そこにいた人たちみんな大喜びでしたよ。

加藤:あ、発表のときですね。でも、僕は賞をとらずに書かせてもらっていたので、吉川英治文学新人賞という大きな賞をいただいて、作家の方々に対しておこがましいという気持ちがありましたね。

林:そんなことないですよ。受賞作の『オルタネート』、あれは連載だったんですか。

加藤:連載だったんですけど、僕の場合、仕事のスケジュールがちょっと不安定なので、全部書き上げてしまって、分けて連載にしているという感じでした。

林:そうなんですか。「ここはこうしたほうがいい」とか、編集者のほうからいろいろ注文があったんですか。

加藤:たくさんご指摘いただきました。めずらしいそうなのですが、新潮社の校閲の方からも「ここの文章、もっと生かせませんか」みたいなことを言われたんですよ。

林:私もこのあいだ新潮社から本(『小説8050』)を出しましたけど、校閲の方からいろいろ言われましたよ。ここまでやるか、と思うぐらい(笑)。

加藤:「僕の文章、そんなにダメですか?」みたいな気持ちになりますよね(笑)。赤字チェックぐらいかなと思ったんですけど、「このセリフ、いいと思うので、前のほうでも少し意識させることはできませんか」とか、編集者みたいなことを校閲が言うんですよ。それに対して編集の人が「校閲が言うことではないと思いますが、確かにそのとおりだと思います」と、校閲と編集の往復書簡みたいになった原稿を僕のところに持ってきて、おもしろかったです(笑)。


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