早期退職後の「第2の人生」成功のカギは? 経験者“疎外感”に悩む (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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早期退職後の「第2の人生」成功のカギは? 経験者“疎外感”に悩む

浅井秀樹週刊朝日
※写真はイメージです (GettyImages)

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早期退職後の人生を成功させる5カ条 (週刊朝日2021年1月29日号より)

早期退職後の人生を成功させる5カ条 (週刊朝日2021年1月29日号より)

 新型コロナウイルスの影響で企業の業績が落ち込み、大手が相次いで早期退職を募っている。新たな人生を歩むきっかけになる半面、安易に決断すると後悔しかねない。“折り返し”の人生を楽しく走り続けるポイントとは? 早期退職の経験者たちが直面した悩みなどから学ぼう。

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 西日本で暮らす男性は52歳だった2年前、大手メーカーを早期退職した。30年ほど働いた会社では、管理職だった。

 当時は責任ある立場で、朝から夜まで飛び回って「心身ともだいぶ疲れていた」。さらなる昇格も難しくなり、辞める数年前から退職を考え始めていたという。資金準備も進めていたところ、会社が早期退職を募集し、割り増し退職金も出たので、「自分から手を挙げて応募した」。

 会社都合による退職で、辞めて1年ほどは失業手当をもらえた。妻や子どもとの4人暮らしは、そうしたお金などでまかなえている。家族と旅行を楽しんだり、仲間と飲み会を開いたりして、自由で気楽な身分になったと感じていた。

 だが、そんな自由さを満喫できたのは、最初の1年ほどだったという。「退職して、会社や会社員の居心地の良さをつくづく感じた。不自由になりたいわけではないが、次に何かやることを探さないと……」。会社中心の生活は、ある意味で楽だったと振り返る。

 いまはやることなすこと、すべて自分で決めないといけない。早期退職の決断を改めてたずねると、「良かった面もあるが、正直なところよくわかりません」。

 東京商工リサーチがまとめた上場企業の「早期・希望退職募集」によると、実施見込みを含む2020年の判明分(速報値)は91社にのぼり、リーマン・ショック直後の09年の191社に次ぐ高水準だった。91社のうち、半数ほどが直近の決算で赤字に陥ったという。募集人数は確認できただけで1万8635人と、12年の1万7705人を上回った。


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