【キッチン】


 キッチンの汚れで気になるのはレンジフード。油ギトギト、埃もついた換気扇まわりの汚れをキッチン用油落としウェットシート(「セスキの激落ちくんシートキッチン用」など)で拭くときには「温め」が有効だという。

「タオルを濡らして、しぼりきらない状態で電子レンジでチン。レンチンタオルのできあがり。それをウェットシートの上から当てるだけ。温めることで油汚れが落ちやすくなります」(松橋さん)

 一方、高橋さんはシンクで生ごみをキャッチする「ストレーナー」のヌメヌメをなくすテクを教えてくれた。

「キッチンペーパーでよく拭いてから泡タイプのキッチン用漂白剤をかける。ここまでは皆さんご存じかと。それをポリ袋に入れて、水道水を入れてしゃかしゃかと振りましょう。水圧で細かい汚れが落ちます」

【トイレ】
「一番簡単なのは、お風呂やキッチン用の泡タイプのカビとりスプレーを乾いた状態(トイレの使用直後ではないときに)で、かけて流すことです」(松橋さん)

 縁の裏に向けてスプレーしておけば時間が経つと中央に垂れる。これを1~2週間に1回、続けていくだけで便器内の汚れは予防できるという。

 便器にこびりついた汚れをがりがり必死に落とす作業をするのではなく、巷にあるカビとりスプレーをこまめに使い、「汚れないトイレ」を維持するのが松橋流。

 注意すべきは最新の機種のトイレの中にはコーティングされており洗剤使用を勧めていないものもあること。

 高橋流は「軍手ぞうきん」をはめての拭き掃除。便座とふたの間の隙間などの細かいところも手が届く。

「トイレ掃除は便器だけでなく床や壁もキレイに拭きましょう。ニオイの原因は床や壁に飛び散った尿のせいだからです」

 ちなみにこの軍手ぞうきん、汎用性が高い。観葉植物やブラインドの掃除にも大活躍。

「5本指で挟んで拭くだけですからとても楽。ソフトな圧で掃除ができますので自転車やパソコンのキーボードのお手入れにも良いですね」

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