武豊のトホホ 無敗3冠馬誕生レースで騎乗せず、不運続き (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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武豊のトホホ 無敗3冠馬誕生レースで騎乗せず、不運続き

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菊地武顕週刊朝日
武豊騎手/(C)朝日新聞

武豊騎手/(C)朝日新聞

菊花賞を制したコントレイル(左)/(c)朝日新聞

菊花賞を制したコントレイル(左)/(c)朝日新聞

10月25日の菊花賞で史上3頭目の無敗3冠馬に輝いたコントレイル。2005年に父のディープインパクトが達成して以来の快挙である。しかし菊花賞に、かつてそのディープを駆って3冠を達成した武豊騎手(51)の姿はなかった。

 菊花賞の1週間前、18日にデアリングタクトが史上初の無敗で牝馬(ひんば)3冠を達成した秋華賞でも、武は騎乗していない。

 二つの歴史的なレースにレジェンド騎手がいなかった理由は何か。

 武は今春、GIでは2着が2度あるだけで勝利はなく、2度も最下位に終わった。さしもの天才も、GIでお呼びがかからなくなったのか?

 こんな懸念を、競馬記者が一笑する。

「武騎手は菊花賞には当初、マイラプソディで参戦するはずでした。しかし馬が前走(9月27日の神戸新聞杯)で鼻出血したため、出走できなくなったんです。代わりにアンティシペイトに騎乗するはずでしたが、抽選で落ちてしまいました」

 レースに出走する馬の頭数には上限があり、トライアルで権利を取った馬以外は、取得賞金額によって出走が決定。それが同額だった場合には抽選が行われる。菊花賞では残り4頭の枠を6頭で争い、アンティシペイトは外れたのだ。度重なる不運で、乗る馬がなかっただけだ。

 一方の秋華賞は、そもそも騎乗を捨てていた。

 というのも、10月4日の世界最高峰レース、フランスの凱旋門賞での騎乗を選んだからだ。同賞に出走するアイルランドの厩舎(きゅうしゃ)所属馬(馬名はジャパン)の騎乗依頼を受けた。

 新型コロナ感染拡大防止のため、帰国後は2週間の自主隔離を余儀なくされる。11日のスプリンターズステークス、18日の秋華賞と二つの国内GIレースを捨てて、渡仏したわけだ。

 武は公式ホームページの日記に、
<凱旋門賞は、出場することがボクの毎年の大きな目標で、勝つことが夢。コロナ禍で帰国後に2週間の自主隔離が待っていることはもちろん承知しています。迷いはありません>(9月30日)
 と強い意欲を示していた。しかし……。


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