巨人「異例のシーズン」見越した楽天とのトレード 東尾修が両者の思惑を解説 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人「異例のシーズン」見越した楽天とのトレード 東尾修が両者の思惑を解説

連載「ときどきビーンボール」

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今季は1軍での出番がなかった楽天・高梨雄平。巨人で存在感を示したい (c)朝日新聞社

今季は1軍での出番がなかった楽天・高梨雄平。巨人で存在感を示したい (c)朝日新聞社

 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、巨人と楽天の投手トレードで両チームに得られるメリットを推察する。

【写真】楽天の高梨雄平
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 巨人と楽天がまたトレードを行った。7月14日に発表されたのは楽天の高梨雄平と巨人の高田萌生の両投手のトレードだった。両球団は6月25日にも内野手のゼラス・ウィーラーと投手の池田駿のトレードを行ったばかりだった。

 シーズン中に、同一球団でこれだけの短い間隔で2度のトレード成立というのは記憶にない。だが、トレードの活性化は、その球団では出番がなくても、移籍先で活躍する場が与えられるのであれば、選手にとっても素晴らしいことである。

 巨人は、「異例のシーズン」というものを見越した補強であろう。週6試合がずっと続く戦いの中で、どうしても救援陣の負担というものは増える。加えて、守護神のデラロサが左脇腹肉離れで長期離脱となっている。勝ちパターンの投手を取らなければ、救援投手の疲労は深刻となってしまう。9~10月に13連戦、10連戦がすでに組まれているという。常勝を求められる巨人だからこそ、若い投手を出してでも、実力のある救援投手を取りに行く必要があった。

 横手投げ左腕の高梨を取れたことで、六、七回の勝負どころの対左打者への投入が可能になる。高木の登板が増えていたので、軽減できるとともに、高木を八回以降に回せる。おのずと、主に八回を担ってきた中川を九回に回せる。高梨が昨年までと同様の実力を示せれば、相乗効果は大きい。

 高梨にとっても、楽天で1軍をうかがうよりもチャンスは広がる。楽天は救援にシャギワ、ブセニッツという外国人投手が2人おり、さらに森原が成長している。

 逆に楽天は石井一久GMの中長期的ビジョンに22歳の高田が必要だったのだろう。エースの則本昂とともに柱を形成する岸は35歳で、涌井は34歳。将来のチームを支える可能性のある先発投手はほしかったはずだ。石井GMは「高田選手は大学4年の年。ドラフトなら1、2位でいける逸材」と話した。ドラフト1位の投手を獲得したと考えれば、高梨放出でもファンは納得してくれるはずだ。


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