室井佑月「コロナに助けられる人」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「コロナに助けられる人」

連載「しがみつく女」

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室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

イラスト/小田原ドラゴン

イラスト/小田原ドラゴン

 自民党の世耕弘成・参院幹事長などは、デマまで流す始末だ。世耕氏は国会での野党質問についてツイッターで、「(略)始まって40分経過しましたが、(略)新型コロナウイルス感染症について質問をしない感覚に驚いています」と発信した。

 え? コロナについては早々に、衆議院厚生労働委員会の理事会を開いてほしいと、野党側から与党側に申し込んでいたんだけど。タレントのフィフィは、「(前略、国会で桜をやってて)今追及すべきは新型コロナウイルスへの危機管理じゃないのかな…こちらは国民の命を脅かす深刻な問題だからね、呑気なもんだ、と思ってしまった」とツイートした。それには3万5千件もの“いいね”がついたという。1月30日の日刊スポーツ電子版の見出しは「野党はコロナより桜追及(略)」だ。

 国民の命を脅かすコロナだけど、確実に、おかしいくらいに、コロナによって、コロナに助けられている人がいる。

週刊朝日  2020年2月21日号


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室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

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