クさんは2008年にKARAのメンバーとして17歳でデビュー。日本でもK−POPブームを巻き起こし、紅白歌合戦に出場した。16年に事実上解散したが、クさんはヨン様ことペ・ヨンジュンさんが設立した大手事務所に移籍した。しかし、

「その後の活躍はあまり華々しくはなく、最近話題になったのも元交際相手とのトラブルと美容整形疑惑でした」(前出の韓国紙記者)

 昨年秋、元交際相手との間で暴行、リベンジポルノ騒ぎが起きた。今年4月には、美容整形疑惑を受けて、「眼瞼下垂手術をした」ことをSNSで打ち明けると炎上した。

 それでも、今年6月には日本のプロダクションに移籍し、11月に日本でシングルを発売。19日まで日本でコンサートもしていた。

「活動の場を日本に移し、少しずつ元気を取り戻していたという話でした。それが、親友だったソルリさんが10月に自殺してかなりの衝撃を受けていて、心理学者の話では(ソルリさんへの)哀悼症候群になっていたのではないかと言われています」(同)

 ソルリさんは、人気アイドルグループ「f(x)」の元メンバー。クさんとは共に悪意ある書き込みに悩まされ、一緒にうつ病治療を受けていたと報じられた。

 ソルリさんの死後、クさんの兄は妹に「どうかお願いだから、よくないことは考えないで」とのメッセージを送っていたという。(菅野朋子)

週刊朝日  2019年12月13日号