広瀬隆「南北朝鮮が平和になれば問題は解決する」 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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広瀬隆「南北朝鮮が平和になれば問題は解決する」

連載「テレビ報道の深刻な事態」

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広瀬隆週刊朝日
広瀬隆(ひろせ・たかし)/1943年、東京生まれ。作家。早稲田大学理工学部卒。大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』『FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン』『第二のフクシマ、日本滅亡』などで一貫して原子力発電の危険性を訴え続けている。『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『文明開化は長崎から』『カストロとゲバラ』など多分野にわたる著書多数。

広瀬隆(ひろせ・たかし)/1943年、東京生まれ。作家。早稲田大学理工学部卒。大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』『FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン』『第二のフクシマ、日本滅亡』などで一貫して原子力発電の危険性を訴え続けている。『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『文明開化は長崎から』『カストロとゲバラ』など多分野にわたる著書多数。

2018年2月の平昌冬季五輪開会式では「統一旗」を掲げて韓国と北朝鮮の選手たちが合同入場した=(C)朝日新聞社

2018年2月の平昌冬季五輪開会式では「統一旗」を掲げて韓国と北朝鮮の選手たちが合同入場した=(C)朝日新聞社

2019年、日本は報道の自由度「世界67位」=「国境なき記者団」のホームページから(撮影・堀井正明)

2019年、日本は報道の自由度「世界67位」=「国境なき記者団」のホームページから(撮影・堀井正明)

 前回で、北朝鮮のミサイルをおそれる必要がないことを述べた。私は北朝鮮に住んだことがないので、北朝鮮の民衆の感情は知らないが、日本国内にいる北朝鮮系の人とも付き合ってきたので、われわれ日本人と同じ人間であることを知っている。北朝鮮政府がどうであろうと、北朝鮮に対して国連が経済制裁を加えて民衆を苦しめることは、人間としてまったく知恵の足りない、非道で野蛮な行為だと憤りを覚える。在日朝鮮人/コリアンに対する日本人の偏見といやがらせも、恥ずかしくてならない。

【写真】2018年2月の平昌冬季五輪開会式では「統一旗」を掲げて韓国と北朝鮮の選手たちが合同入場した

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は非常に知性レベルが高いので、北朝鮮は自分たちと同じ民族だから、一刻も早く国連制裁を解除して、南北朝鮮の統一に向けて確かな一歩を踏み出したいと願っているのだが、どこの国にも紛争と戦争を求める危険分子がいて、朝鮮半島の和平に待ったをかけている。その正体は軍需産業である。

 アメリカでは、巨大軍需産業がホワイトハウスの大統領を操るほど肥大化しているので、ドナルド・トランプも自在には動けない。今年2月27~28日のベトナムのハノイにおける第2回・米朝首脳会談を前にしてトランプ大統領が「非核化を急がない」と声明を出したのは、アメリカと北朝鮮が友好・和平関係を結ぶ方向に進めば、核兵器は意味もない道具になるからであった。ところが首脳会談の蓋をあけてみると、そうはならなかった。

 首脳会談に急遽割りこんで参加した大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のジョン・ボルトンが「核兵器・ウラン濃縮プラント・ICBMの全面廃棄要求」を突きつけて金正恩(キム・ジョンウン)を怒らせ、会談をめちゃくちゃにしたからである。ボルトンは、1964年の大統領選で「ベトナム戦争で核兵器を使え」と狂気の核攻撃論を展開した共和党大統領候補のユダヤ人バリー・ゴールドウォーターの支援活動に従事した根っからの悪人で、2003年にイラク攻撃を主導し、数十万のイラク人を殺戮した極悪ユダヤ集団「ネオコン(新保守主義者)」の頭目であった。


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